お知らせ

山村留学生募集のお知らせ


          小渋川の向こうの赤石岳 桜で有名な大西公園からの風景

大鹿村(おおしかむら)って> 「長野県下伊那郡大鹿村」

 下伊那郡は南北に長い長野県の一番南に位置し、その北東部を占めているのが大鹿村。東には赤石岳(3121m)を盟主とする南アルプス連峰がそびえ立ち、西は伊那山地に隔てられ、急傾斜地とわずかな平坦地に集落や施設、農地などが散在する典型的な山村です。

 「日本で最も美しい村」連合に設立時より加盟し、美しいむらづくりを進めています。過疎化、少子高齢化などにより村の人口は減少し、現在900人を割り込んでいますが、Iターンや移住で大鹿村に新たにお住まいになっている方も多くいます。

<大鹿村の教育方針> 『大鹿村教育大綱』(令和4年度~8年度)より

 「豊かな自然と伝統ある文化を有する村で、持続可能な教育環境の実現により、地域一体となり心豊かでたくましく生きる子どもを育て、村民一人ひとりの力が発揮できる地域づくり」を目指しています。

 学校教育では、少人数でのきめ細やかな教育や地域資源を活かした教育により、大鹿村で育った子どもたちが「確かな学力」「生きる力」を身につけ、大鹿村や世界で活躍できる姿を目指しています。

<大鹿村の山村留学の概略>

 お子さんが保護者と「山村留学用住宅」に住み、そこから学校に通い、村民と生活をともにする親子留学の形態です。大鹿村の自然と文化に触れ、自ら進んで学び、優しく思いやりがあり、たくましく生きる力をもった人に育ってほしいという願いで、平成30年度に最初の留学生を受け入れてから続いています。住民が行う活動や行事での関わりを楽しみながら生活できる方に来ていただき、留学期間を終えた後までも大鹿村とのつながりを持ち続けることに期待しています。

 小学校1年生~中学2年生までの児童生徒を受け入れます。期間は4月1日~翌年3月31日です。年度途中でも住宅に空きがあれば、ご相談に応じ随時受け入れますが、転出時期は年度末(卒業式・終業式後)です。留学の継続はできますが、最初の年を含め2年間です。

大鹿小学校

大鹿中学校


<大鹿村の小学校・中学校(令和6年度)>
詳しくはリンク先より、各校のホームページへ

 村立の小学校と中学校が一つずつあります。

 大鹿小学校:全校児童42名

 大鹿中学校:全校生徒23名

<山村留学・子育てへの補助や助成制度が充実>

①「山村留学住宅」使用料 月額16,000円 (光熱費は実費負担)

②家電や家具(冷蔵庫・洗濯機・テレビ・電気こたつ・ストーブ・食器戸棚等)をお貸しします。

③家族が来村する際の交通費を補助します。(1ヶ月10,000円以内)

④住民票の異動に伴いお子さんと共に村民になりますので、各種の補助や助成が受けられます。

・学校給食費は全額補助

・教材費等の学校徴収金は全額補助

・修学旅行費など、遠足・集団宿泊的行事に係る費用は全額補助

・医療費給付(一診療につき300円は自己負担)

・小学校へは無料スクールバスでの通学可(中学校は徒歩で数分)

・各種検定(漢字検定など)は全額補助

<山村留学を体験した方は>

 令和元年度 大鹿小学校に山村留学した児童(4年生
 ぼくは大鹿村で山村留学をしてたくさんの思い出をつくりました。
都会での生活とは大きく変わって、身近な自然で遊んだり、新しいクラスに入りました。中でも一番の思い出が「大鹿歌舞伎」です。
 ぼくは自分が将来なりたいものがわかりました。
 村の人たちはぼくたち家族のことをいつも気にかけてくれて、とてもうれしかったです。大鹿村の文化で、いや大鹿村の人たちによってぼくは大きく変わりました。大鹿村はぼくにとって第二の故郷なのです。ありがとう大鹿!

 令和元年度 大鹿小学校に山村留学した児童の母
 山村留学への期待とともに大きな不安もありました。
教育委員会の援助で生活の環境を整えていただきましたが、山村での車なしの生活や新しい学校での子ども同士の関係など、行ってみなければわからないことがたくさんありました。ですが村に着いてみれば、みな村の人はやさしく、子どもも徐々に学校に馴染むことができました。
 先生やクラスの皆さんとその家族の方々にはご迷惑をおかけしましたが、子どもには大きな経験になったことと思います。充実した学校のご指導で勉強への姿勢も良くなりました。住む場所を変えることで、自分の生活感や、子どもとのかかわり方も変わったように感じます。ありのままの自分で今を生きることが大切だということを山村留学を通して知ることができました。本当にありがとうございました。

4年生の歌舞伎教室発表会(小学生歌舞伎)
文化祭で演目を披露(中学生歌舞伎)

<子どもたちも文化継承の一翼を担っている「大鹿歌舞伎」>

 大鹿村に息づく様々な文化の中でも特に注目を浴びるのは、約300年の伝統を誇る大鹿歌舞伎です。過疎化が進む本村ですが、人の心の拠りどころとして大切にされてきたこの大鹿歌舞伎は、長い年月をかけ、今もなお人から人へ脈々と継承されています。

 世代を越えて受け継ぎ、人々の熱意により支え続けられてきたこの芸能を守ろうと、村の小学校(4年生)・中学校では子どもたち一人ひとりが舞台に立ったり裏方に回ったりして稽古を重ね、披露する機会があります。また、大鹿村歌舞伎愛好会に所属して、春・秋の定期公演の舞台に立っている子どももいます。

<大鹿村山村留学に興味をもたれた方は>

 下記リンクで、山村留学・住宅・小中学校の詳細をご確認ください。
 また、大鹿村教育委員会へお問い合わせいただければ、詳しくご説明いたします。
 なお、学齢児童生徒と共に一家で大鹿村に引っ越し(移住)したいと考えている方も相談に乗りますので、大鹿村教育委員会へお問い合わせください。

<リンク先>

大鹿村山村留学生募集について(R6年用)
山村留学用住宅設置及び管理規程
山村留学用住宅(写真)

詳しい学校の様子はこちら↓
・大鹿小学校HP http://ooshikaes.vill-ooshika.info/
・大鹿中学校HP  http://ooshikajh.vill-ooshika.info/

 

お問い合わせ
大鹿村教育委員会事務局
  教育長  田本 忍   事務局長  足助 義則
  〒399-3502 長野県下伊那郡大鹿村大河原391番地2
  電話番号:0265-39-2100
  Fax 番号:0265-39-1023
  メール :kyoiku@vill.ooshika.lg.jp