定住環境の全体計画について
全体計画の前に、経緯をご説明します。
2022年度(令和4年度)から「大鹿村に定住者を増やすための環境を整えること」を目的に、役場内での新たな役職「定住環境プランナー」が設けられ、全体計画を検討していくことになりました。各課を横断するまったく新しい業務内容のため、まっさらな状態から始まりました。
まず最初に調べたのは、村内の現状です。令和2年に住民税務課が実施した空き家アンケート調査の結果を分析しました。村内にある空き家の持ち主の方が、どのような考えを持っているのかアンケートから抽出しました。そして、当時の自治会長さんに回答してもらった「地域の空き家状況」をもとに、実際に空き家へ行って見て、空き家の状況を地図にまとめていきました。
次に調べたのは、国土交通省が行っている「先駆的空家対策モデル事業」の事例です。全国の様々な自治体で行っている事例を調べました。中にはかなり斬新なアイデアの事業もあり、大変参考になりました。
これらの調査をもとに、大鹿村の人口を「減らさず」に「増やす」方法を検討していきました。
ひと口に「人口を増やす」と言っても、できることは以下のように多岐にわたります。
- 住むところを増やす
- 村内の仕事を増やす
- 山村留学を活性化
- 移住者を募る呼びかけ
- 移住者を受け入れているP R
これらに取り組むための優先順位を決められるように、全体計画の図を作成しました。
全体計画に沿って役場内で協議を重ね、順次取り組んでいく予定です。
定住環境プランナー:中村周子
2023年4月25日
