第2回文化交流推進協議会を開催しました
2月15日に第2回文化交流推進協議会を開催し、11月5日以降各部会に分かれ体験プログラムの検討、施設検討を行ってきた内容について、報告・協議を行いました。
体験プログラム検討部会
まず検討成果として、数多くのプログラム案が部会員から提案がありました。実際に南信州地域で体験ツアーを実施している南信州観光公社社長にアドバイザーとして参加していただき、体験ツアーを実施する際の組み立て方やどういったものに集客力があるのか等検討を行いました。また、体験ツアーの案内人にきちんと対価を払える内容にすること、村民の皆さんが持っている技能を伝えていくことの重要さを感じてもらうように今後周知していく必要がある等の内容が部会の中で意見としてありました。
その中で課題も出てきており、現在の部会員が行政職員や一部の団体事務局のみであり、実際に体験プログラムが動き出すとき主体となるべき人がいないこと、誰が実際に体験プログラムを行うのか不明確であること、村民が一緒に参加できる環境にない事が課題として挙がっています。今年度についてはまずその課題を解決するべく、この事業を行うにあたって土台となる考え方の確認と組織体制の見直しを図ります。
文化交流施設検討部会
文化交流施設の検討方針としては、平成26年度に文化施設を検討した内容を踏まえ、新たな施設を建設するのではなく、既存の施設を活かした施設整備計画を検討してきました。
その中で、現状の文化施設の課題としては、ろくべん館は民俗資料の展示内容に魅力が少なく、建物自体も玄関から展示室に至る動線に階段が多く利用しづらいため、利用者が少ないことが課題となっていること、中央構造線博物館は研修会や学習会が開催される映写室が専門資料の増加により手狭となっており、2階の砂防学習室は三六災害の資料を中心に学習できますが、階段のため利用がほとんどない状況です。
このため、両施設を観光客や村民が利用しやすいよう改修するため、主な検討方針として、ろくべん館の段差解消、展示・間取りの改修や村民が文化活動・交流の場として利用等を部会の中で協議を行い、下記図面が最終の施設整備計画図面となりました。
添付資料
今後について
今後の事業展開について、まず事務局体制として、役場職員だけでなく、地域おこし協力隊員と協力して事業実施していきます。
各部会についても、体験プログラム検討部会は令和3年度以降文化交流推進部会と合併し、ツアープログラムの作成だけでなく、事業の総合的な検討を行っていきます。文化交流施設検討部会については、今回の推進協議会で施設整備計画が承認されたので、展示内容の検討を他部会と連携しつつ進めていきます。(施設改修は教育委員会で実施)
詳しくは下記をご覧ください。