村長あいさつ


  この冬は、暖冬の予想どおりに、雪や雨の日も大変少なく、過ごしやすい冬だったかと思っています。人間勝手なもので、寒くて雪が降れば、雪かきや凍結の不満を述べ、今年のような気象だと、春から夏の水の不足が心配と語られています。雨もタイムリーに、適量が降ってくれればと願うのは、私ばかりではないでしょう。これから、春・夏・秋と雨の季節になります。昨年は久々に土砂災害を経験しましたので、これからは、その経験を生かした対応をしてまいりますが、避難など必要な警戒は個人個人、常に怠らぬようにしていただきたいと改めてお願いをいたします。
 本年5月には、年号が変わります。2019年度は、村政130年として、大鹿村も一つの区切りの年ですので、100周年の記念のタイムカプセルを開くことから初めて、年度内の行事には、通常と違った色付けを行って、さらに記念事業を11月2日に計画し、30年間を振り返りながら、新たな年号となる、この先の活性化を考える1年と考えています。
 大事な生活路線の、小渋線ではご承知の通り昨年暮れに、西下トンネルが開通し、この3月28日には東山トンネルとして、四徳渡のトンネルが開通、ダム下の拡幅工事も完了となって、本当に長い間の願いであった、雨や雪、落石による危険と、狭隘で急カーブの道が、安全で走りやすい道となってきます。リニア関連ではあるが、人の動きが活発になることが期待できると同時に、大変うれしく思っています。
 人の動きを盛んにすることとして、道の駅が昨年8月に開駅し営業を始めており、鹿塩の塩の里は、約20年を経過していて、改善の方向を探る中で、以前より希望の多かった、6次産業への取り組みとして、食品加工施設の整備について、計画を進めることとしています。この両施設に関係すると思われます事項として、先日の農産物の出荷勉強会には50人を超えるほどの出席者があって、それぞれの施設の活用として考えると、生産・販売への期待と意欲が見られて、とてもうれしく、また頼もしく感じたところです。
 もう一つ、建築後約40年を経過している、保育所についてです。昨年より建設検討委員会を設置して、研究し、建築する場所としては、現在地が日当たりなど最適との判断となっており、来年2月の完成を目指して、事業の進捗を図っていきます。
 ソフト面では、結婚や出産、小中学校入学の祝い金、若者住宅補助について、新設、拡充を計り、遊休農地の活用を目指して、そばの作付けを進めるべく支援を行い、商工業の創業支援もルール化して活性化を図ります。

 「美しい村づくり」に対し、本当に多くの皆様の参加を頂いておりますことに深く感謝申し上げ、その活動の主旨である、農山村の風景をまもり、自然と歴史と民俗芸能のむらとして、「オンリーワン」をめざし、訪れてくれる人を多くし、活気ある村に、そして定住人口増を目指していきます。

平成31年3月

大鹿村長  柳 島 貞 康