村長あいさつ


 5月連休のあと、田に水が張られ、中旬に植え付けられた稲苗が、徐々に緑を濃くし、同時に鳴き始めたカエル君達の合唱が、慣れたためか耳につかなくなってきました。動物、植物が生き生きとして動いています。

 昨年に続き、今年も火災が発生し、山林原野でしたが、合わせて1ha以上が焼けてしまいました。いずれも春先の暖かく、乾燥した時にちょっとした焚火が原因となっています。油断は禁物、火の怖さを知ってほしいと同時に、残念な気持ちでいっぱいです。

 6月と言うことで、いわば梅雨の時期になってきています。これから秋の台風シーズンまでの間については、一時にたくさんの雨が降って、災害を起こすことが近年あちこちで起きています。危険を感じたら、自らの判断で、早めに避難するなど、命を守っていただきたい。

 今年の住民懇談会は、いつもより早く、4月23日から、村内10か所において、開いてきました。多くの方の出席をいただいて、主要事業の説明、ケーブルテレビ、道の駅、公共交通、リニア工事の状況と、盛りだくさんな説明と、懇談でした。

 会場によって意見の違いがありましたが、各説明事項について、村民の方それぞれ、身近な件での意見、質問、要望が多く出されました。

 過去の懇談会に比べますと、本当に幅広い、ご意見等であったように感じました。それを参考にしながら、計画を進めていきます。

 リニア中央新幹線の件でございます。トンネル掘削残土の運搬にかかる、大河原下市場地区を迂回するルートについて、昨年度中に完了する予定でありましたが、用地関係と桟橋の架橋工事に遅れがあって、当初の予定とならず、つい先日までの住民懇談会と地区説明会、村民全体を対象とした懇談会を開催し、説明の遅れをお詫びしつつ6月1日からは、保育所、福祉施設、小学校の入り口を通行しないことができました。

 う回路であれ、一般道でも、安全で慎重な運行をJRには改めて求めていきます。もちろん私たちも安全運転に、努めなければなりません。

 次に、国民健康保険ですが、今年は国保制度の大幅な改正がなされて、運営が始まりました。大鹿村では、保険料負担の大きな変動が心配されましたが、保険料として県への納付金が、制度発足当初のための、激変緩和措置によって、現行の保険税率で、今年度の運営として、賄えることとなりましたので、昨年度と同じ税率とすることとしました。

 次に、「道の駅」ですが、4月25日に国土交通省に登録され、5月23日に、飯田国道事務所長所長さんが登録証の伝達に見えられましたので、私と大鹿景清・鹿丸君で受け取りました。完成後には、道の駅に掲示することになります。

 建物工事は、外観もはっきり見えて、いよいよ最終の詰めの段階になってきました、8月初旬の開駅に向けて準備を進めてまいります。

 リニア工事など、賑やかくなってきましたが、引き続き、日本で最も美しい村として、「失われたら二度と取り戻せない日本の農山村の風景を守り」、暖かい心で多くの人を迎え、活気ある村づくりに頑張っていきます。

 

平成30年6月

大鹿村長  柳 島 貞 康