村内残土処理(仮置き含む)候補地を募集します(リニア中央新幹線情報 No.7)


村内残土処理(仮置き含む)候補地を募集します

リニアトンネル工事に伴い大鹿村内から発生する土量は約300万㎥で、大鹿村を含めた長野県全体では約950万㎥と予想されています。

この膨大な発生土を処理するためには、計画位置や規模、利用計画等により処理場や周辺の動植物や環境、生活に大きな影響が生じることが懸念されます。大鹿村では地形・地質的な制約から処理できる場所がほとんどないため村外へ搬出することとなり、残土運搬車両の通行が大きな課題となっています。

現在、村の公共事業で発生土を利用できそうな候補地を2カ所約1万㎥想定していますが、この他に村内で残土を有効利用できる候補地があれば、残土運搬車両の通行を1台でも減らすことができるため、村内に土地を持つ皆様に広く残土処理候補地を募集することとしました。

募集期間: 平成26年7月15日(火)~8月18日(月)

ただし、応募いただいた候補地については、村が防災や周辺環境面から審査・選定し、長野県に提示しますが、処理場としての決定はJR東海の工事計画で協議されます。

応募される方は下記概要を確認の上、残土処理申請書(word)をダウンロードしていただくか、役場総務課へご連絡ください。

JR東海の残土処理場(仮置場)手続きの概要

村で提示した候補地で個人や組合など公共的な事業以外で残土を受け入れる場合、JR東海が残土処理場に決定した土地については、以下のような手続きと工事がJR東海で行われる予定です。内容を確認の上、村内候補地のご検討をお願いします。

(1)用地の補償や水路などの復旧は?

用地手続き

・借地契約

立木等の物件補償、工事期間中の休耕補償、借地料などの契約

支障物の復旧

・道路、水路等の付替え

・整地後の境界復元や表土の復旧等

(2)発生土の運搬や整地、環境対策は?

項  目 内     容
運搬・取卸し・整地

発生土の運搬、取卸し・整地(防災対策工事含む)をJR東海で実施

・運搬は基本的に既存道路を使用

整地にあたっての防災対策工事

関係技術基準等に基づき必要となる防災対策工事をJR東海で実施

・湧水対策(地下水排除工等) ・表流水対策(流路工等)

・流末処理(調整池等)など

土質調査

関係法令に基づきJR東海で調査を実施

・搬出にあたっての土質調査、重金属等有害物質を調査し、有害物質を含む発生土は利用しない

有害発生土の処理

関係法令に基づきJR東海で適切に処理

・盛土に適さない発生土の改良、有害物質を含む発生土の処理

水質調査

工事中はJR東海で実施。引き継ぎ後は行わない。

・排水基準(汚泥等)を満たすよう必要に応じて濁水処理を行い放流

・造成工事が完了し水質を確認後、引き継ぎを行う

造成地の補修 明らかに施工不良の場合、所定の期間(瑕疵担保期間)内でJR東海が対応
既存運搬道路の改良

工事車両の通行に起因する対策は、JR東海で行う

・大型車の通行を想定していない道路の補強(路肩、橋梁等)

・待避所の設置や部分的な拡幅等、一般車両への影響を最小限とするための対策

既存運搬道路の維持・管理 工事中の運搬路の路面清掃や破損した舗装の修繕等、専ら工事用として使用する道路は必要に応じてJR東海で対応
運搬計画への地元要望反映 工事用車両の運行ルートの設定や、通勤通学時間帯の運行禁止など、運行計画は、工事着手前にJR東海が工事計画を説明し、地元の意見を伺いながら進める

村内残土処理候補地の応募条件等(大鹿村作成)

応募条件

・大鹿村内の土地であること。

・当該土地が地すべり指定区域内でないこと。

・50㎥以上の残土を受け入れ処理できること。

・候補地まで10tダンプトラックが支障なく通行できること。なお、新たな運搬路が必要な場合は、関係者との調整が可能であること。

・残土処理後の土地利用は原則として元の地目と同じものとする。

・造成計画及び残土処理後の土地利用が景観や環境を悪化させるものでないこと。

応募資格 ・村内に候補地を所有する個人又は法人等

候補地の応募手続き、選定、公表

(1)残土処理候補地申し込み先 大鹿村役場 総務課

(2)募集期間 平成26年7月15日(火)~8月18日(月)

(3)応募書類 ①残土処理候補地申請書(役場又はホームページで取得できます。)

②位置図、平面図、公図の写し

③候補地の状況がわかる現況写真

(4)事前審査 役場総務課において必要により内容をお聞きします。

(5)候補地選定 応募条件を満たす候補地は、土地所有者から審査書類(土地登記簿謄本、隣接土地及び自治会長の同意書など)の書類を提出いただき、役場において災害等の危険性の有無を審査し、適当と認められる候補地を選定して村長及びリニア対策委員会に報告します。

(6)候補地の公表 村長は選定した候補地を広報紙等で住民に公表します。

大鹿村住民懇談会におけるリニア意見

本年5月12日から27日に村内11会場で開催した住民懇談会において、リニア事業に対する村民の皆さんの質問や意見の概要は以下のとおりです。

 

質問 JR東海の環境影響評価準備書に対する村の要望はどれくらい実現しそうか。

回答 まだ不透明であるが、事業認可までに実現に向け住民の皆さんと共に要望していく。

質問 工事で発生する残土置き場を村で公募しても無いのではないか。

回答 釜沢地区に以前発電所工事で利用した箇所が見受けられるが、他には見当たらないように思える。

意見 ・リニアの工事による交通量の増加や地下水の枯渇など、そのほか色々な影響が予想されることを考えると、村で生活できないのではないかと不安になる。住民が犠牲になることのないよう対処してもらいたい。

・小渋線や国道の改良は、県がもっと主体となって進めるよう働きかけるべきだ。

・JR東海と工事についての協定を締結すべきだ。

・リニアの工事についてJR東海からの説明が不十分であり、情報が少なすぎる。

回答 住民生活を守るためにも道路改良が必要だということは強く要望していきます。

また、騒音・振動・地下水など色々な環境項目についても、調査方法や対応方法についての説明を十分するよう、JR東海などに求めていきたいと考えています。

大鹿村リニア対策委員会報告

去る6月25日に開催された第6回大鹿村リニア対策委員会において、JR東海と早急に協議すべき事項を検討しました。協議事項の概要は以下のとおりです。

1.路線計画等
①小渋川橋梁

・小渋川をトンネルで通過することが困難な理由を、環境の面から説明するよう求める。

・小渋川橋梁の景観と土地の安定性への影響について、パース図などにより橋梁のイメージと防災対策を協議する。

②変電施設及び

送電施設

・変電施設については、上蔵集落等から視認されない高さや規模とし、周辺施設等への対応を協議する。

・送電線のトンネル構内配置を協議する。

③上蔵工事用道路 ・新たな上蔵工事用道路設置はしないこととし、資材及び機械等の準備車両の県道通行計画を協議する。
④上蔵非常口 ・砂利採取事業への支障を回避する方策を協議する。
⑤上青木非常口 ・民家の直下を斜坑トンネルが通過しないよう協議する。
⑥釜沢非常口 ・作業ヤード及び工事用道路設置にあたり、非常口保護のため護岸の設置を協議する。
2.工事用道路
①村内道路の改良 ・国道152号及び県道赤石岳公園線、村道上蔵河原線、沢戸河原線の改良箇所と改良時期等を道路管理者の県とともに協議する。
②上蔵非常口~新小渋橋~由井神間の代替ルート ・国道152号及び県道赤石岳公園線を工事用車両が走行しないよう、代替ルート設置を協議する。
③松川インター大鹿線

・西下トンネル下~四徳大橋、四徳大橋~滝沢トンネル間のトンネル化、

渡場~西下トンネル間の改良を県、中川村とともに協議する。

3.村内残土処理候補地
釜沢非常口周辺 ・県道赤石岳公園線を残土運搬車両が通行しないよう、釜沢地区の残土処理候補地の確保についてJR東海と協議する。
4.環境影響対策
①大気質・騒音・振動

・大気質・騒音・振動の測定は客観的に村民が納得できる方法で実施し、測定結果は、村民がいつでも確認できる方法を協議する。

・学校や福祉施設に配慮した騒音基準とし、観測地点を設けて影響を回避するよう協議する。

②地下水・水資源

・村内の地下水・水資源の調査範囲と調査箇所の絞り込みの段階で協議する。また、南アルプス地下水の影響回避のため、小河内沢川上流域に影響調査地点の選定を協議する。

・測定は客観的に村民が納得できる方法で実施するよう協議する。

③モニタリング調査について ・大気質・騒音・振動のモニタリングを工事開始から終了まで定期的に実施するよう協議する。
④協定書の締結 ・関係市町村と連携して必要な協定の締結を協議する。
5.地域貢献等
①現場事務所及び宿舎の設置 ・村内に現場事務所及び作業員宿舎を設置し、通勤車両の減少と地域活性化への貢献を要望する。
②商工業の地元利用 ・地元商品や原材料の利用、道路改良工事の地元建設業者への発注など、地域産業への貢献を要望する。
③定住支援 ・工事関係者の世帯定住を支援する。
④工事用車両の運転マナー対策 ・リニア工事の請負業者が「小渋砂利運搬安全対策連絡協議会」に加入し、松川インター大鹿線の安全運転と運転マナーを厳守するよう要望する。
⑤工事影響などへの迅速な対応 ・リニア工事の請負業者による「連絡協議会」等の窓口を設置し、工事影響等に迅速に対応する体制整備を要望する。

 

 

 

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